練習に「夢中」になろう!比べるのは昨日の自分

この教材では、『美しい音色の鳴らし方』に重点を置いて丁寧に解説をしています。今回は課題曲としてエーデルワイスを使いました。

この曲に取り組むことによって、なめらかな演奏にする為の奏法を学ぶことが出来ます。テストで満点を取る為のその場限りの対策を学ぶのではなく、ここで得た知識は、次に取り組む曲にどんどん活かしていく事が出来ます。



上達を特別な事にして欲しくない

練習した時間が長ければ長い程、上手くなれる訳ではありません。ここではいろいろな視点から上手に『上達する方法』をお伝えしていきます。

上達とは、簡単ではないけれど面白くて仕方がないイベントです。次のイベントは何だろう、と自分の前に現れる壁を楽しみに出来るようになっていただきたいのです。必ず乗り越えられると信じて、安心して練習に夢中になってください。

この教材を通じて、ウクレレを最大限に魅力的に奏でる為の『音色』の重要性を一人でも多くの方に伝えることができたらと願っております。


初めまして、谷口 由衣です。ウクレレを女性らしく、しなやかに演奏できるように音色にこだわった奏法をお伝えしていきます。


幼少期のピアノ経験

幼少期からピアノを習い、18歳までピアノを弾いていました。ですが厳格な先生だった為、楽譜に縛られ続ける日々でした。先生に怒られたくないから、とにかく課題を練習する。いやいやレッスンに通う日々でしたが、逆にこの日々のトレーニングこそ今の私のウクレレ演奏の土台になってくれているような気がします。


優雅に音楽を奏でる人が羨ましい

ピアノをやめてからは、開放感から一切音楽に触れない生活に。それでも、優雅に音楽を奏でる人を見てはいつも羨ましいという思いがありました。ピアノを弾くのは嫌いだったけど、音楽は大好きでした。

子育ても落ち着き、ふと『もう一度ちゃんと楽器を学んでみたい。』と思うようになりました。日々のストレスもあってか、癒される楽器にしよう。そんなときに出会ったのがウクレレでした。


強烈な違和感

ウクレレを始めてすぐの頃、ギター奏者の方がウクレレを雑に扱いウクレレを壊れそうなくらいかき鳴らすように弾き、『ウクレレなのに、こんなことができて凄い!』とそんな反応に、強烈な違和感を感じました。私の持つウクレレのイメージとかけはなれていたからです。もっとウクレレにしか表現できない優しい世界があるはず。もっとウクレレの音色を最大限に発揮出来る弾き方があるはず。


私もこんな演奏がしたい

そう思っていた時に、とても魅力的な演奏をされる講師に出会いました。ウクレレを『ウクレレらしく』本当に美しく奏でていて、私にとって、その演奏との出会いは衝撃的なものでした。私もこんな演奏が出来るようになりたい!と、すぐにその講師に師事し、無理を感じさせない、優雅で生き生きとした演奏を目指す日々が始まりました。


ピアノ時代の失敗を生かす時

ピアノ時代に感じていた練習のネガティブ思考もどうにかしなければと回り道なく上達をする為のマインドの研究も同時に始めました。幸いして、師事した講師の方は演奏だけではなく、楽器習得に対する『考え方、向き合い方』も教えて下さいました。まさに、私が必要としているものをすべて持っていました。

『ピアノ時代とは違う、本当に音楽を楽しめる環境がここにある!』と、夢中になってウクレレの習得に励みました。そして、テクニックを身につけるまえに『ウクレレの鳴らし方』を学ぶ必要があることに気付きました。楽器習得は長い道のりです。その長さゆえに途中で断念してウクレレを諦めてしまう人が多いのです。


道中の景色の美しさに目を向ける

ウクレレ演奏において、美しい音色の鳴らし方を学ぶことは長い道のりを楽しく進んでいく為のツールです。見えないゴールばかりに意識をとられ、その道中の景色の美しさに気付けていないのです。中には、ゴールを目指さずその場所で楽しく過ごせる方もいるでしょう。それもいいですよね。素晴らしいと思います。そんな、ウクレレを魅力的に演奏するための奏法を伝えたい。達成しなければいけないと思わないで、音楽を奏でている時間に、思いっきり夢中になってもらいたいのです。


ほんの少し、練習上手

私自身はあなたと同じ、現在進行形でウクレレ上達に励んでいます。でも、ほんの少し『練習上手』です。たくさん失敗してきたからこそ、練習が楽しくなる考え方をたくさん知っています。練習の時間を、ウクレレ習得の醍醐味にしてしまうのです。そんな『練習のコツ』を発信して、あなたとともに上達していきたいなと思っています。